Villageナビシニアの住まいコラム
住み替え

シニアの引越し当日の手荷物|薬・鍵・通帳を段ボールに入れない準備

引越し当日に困りやすいのは、運ぶ荷物より「今すぐ必要な物」が見つからないことです。薬、旧居と新居の鍵、通帳、印鑑、契約書、眼鏡、補聴器、携帯電話は、段ボールへ入れず手荷物にします。国土交通省の標準引越運送約款では、現金、通帳、キャッシュカード、印鑑など、本人が携帯できる貴重品は運送を断られることがあります。本人が持つバッグ、家族が預かる書類袋、新居で最初に開ける箱の三つへ分けて準備しましょう。

本人バッグには移動中に使う物だけを入れる

本人バッグには、その日の薬、お薬手帳、眼鏡、補聴器と予備電池、携帯電話、充電器、財布、身分証、新旧の鍵を入れます。重くしすぎると置き忘れや転倒につながるため、飲み物や着替えなど大きな物は別にします。肩掛けより、口が閉まり身体から離れにくいバッグを選びます。

薬は処方袋や元の容器から出して別の袋へ混ぜません。PMDAは、医師・薬剤師から指示された用法・用量を守り、直射日光や湿気を避け、特別な保管指示があればそれに従うよう案内しています。冷所保存など個別の指示がある薬は、引越し前に医師または薬剤師へ運び方を確認してください。

バッグの内側へ氏名と家族の電話番号を書いたカードを入れます。ただし、外側へ住所や通帳の情報は書きません。出発時、休憩後、新居到着時の三回、本人か付き添う家族がバッグを確認します。

通帳・印鑑・契約書は書類袋へまとめる

国土交通省の標準引越運送約款では、現金、有価証券、宝石・貴金属、預金通帳、キャッシュカード、印鑑などは、引越事業者が運送を断ることがある荷物です。段ボールに入れず、ファスナー付きの書類袋へまとめ、本人または担当する家族が携帯します。

書類袋には、賃貸借契約書、重要事項説明書、引越事業者の見積書、管理会社の連絡先、新居の鍵受取書類を入れます。すべての通帳や印鑑を持ち歩く必要があるかも見直し、使わない貴重品は事前に安全な保管先を決めます。車内へ置いたまま離れません。

誰が持つかを途中で変えると所在が分からなくなります。「本人バッグは本人」「書類袋は長男」のように担当を決め、受け渡すときは声に出して確認します。家族が別の車で移動する場合は、到着予定と連絡方法も共有します。

新居で最初に開ける箱は運送前に目印を付ける

手荷物とは別に、新居で最初に開ける箱を一つ作ります。中身は、トイレットペーパー、タオル、室内履き、最低限の洗面用品、翌日の着替え、ティッシュ、ごみ袋です。薬や鍵などの貴重品は入れません。箱の上面と側面へ「最初に開ける・貴重品なし」と大きく書きます。

箱をトラックへ積む前に、引越事業者へ「新居で最初に使いたい」と伝え、どの順で降ろせるか確認します。国民生活センターは、オンライン見積もりで荷物量を伝え切れず積み残しになった相談や、荷物の紛失・破損に関する相談を紹介しています。箱数を数え、見積書にない荷物が増えたら作業前に申告します。

旧居を最後に出る人は、冷蔵庫、押入れ、洗面所、ベランダ、郵便受けを確認します。運ぶ箱の総数と、本人バッグ、書類袋、最初に開ける箱があるかを一覧へ記録してから施錠します。

新居到着後は鍵と手荷物を先に置く

新居では、本人バッグと書類袋を玄関脇へ直置きせず、家族が見える棚や机へ置きます。鍵の本数を確認し、旧居の鍵と新居の鍵を色の違う札で分けます。携帯電話を充電できる場所を確保し、管理会社、引越事業者、家族へ連絡できる状態を保ちます。

作業中は玄関が開いたままになりやすいため、通帳や印鑑を作業場所へ置きません。本人が疲れたら、手荷物を家族へ渡し、休む場所を先に作ります。薬の時間が来たときは、医師・薬剤師の指示どおりに使用し、荷解きの都合で自己判断の中止や変更をしません。

搬入が終わったら、箱数、家具、家電、壁や床を確認します。国民生活センターは、傷や故障に備えて引越し前後の状況を記録するよう案内しています。不足や破損があれば写真を撮り、見積書の窓口へ早めに連絡します。

決め手・保留点・確認先を前日に書く

決め手は、当日の薬と新旧の鍵が段ボールへ入らず、持つ人まで決まっていることです。保留点は、冷所保存の薬、受取前の新居鍵、事業者へ申告が必要な壊れやすい物です。薬は医師・薬剤師、鍵は管理会社、運送品は引越事業者へ前日までに確認します。

住み替え先を検討中なら、Villageナビで候補を比べ、鍵の受取場所、引越し可能時間、エレベーター予約、共用部の搬入ルールを担当窓口へ確認してください。空室や費用、契約条件は変わるため、最新の募集資料と担当者の説明を基準にします。

まとめ

引越し当日の手荷物は、本人が使う薬・眼鏡・携帯電話、新旧の鍵、本人または家族が管理する通帳・印鑑・契約書へ分けます。貴重品を段ボールへ入れず、持つ人を固定し、新居では最初に安全な置き場所を決めてください。冷所保存など特別な薬は、事前に医師や薬剤師へ運び方を確認します。

よくある確認事項

引越し当日に薬は段ボールへ入れてもよいですか?

その日に使う薬は手荷物にします。冷所保存など特別な保管方法がある薬は、引越し前に医師または薬剤師へ運び方を確認してください。

通帳や印鑑は引越業者に運んでもらえますか?

国の標準約款では、通帳、キャッシュカード、印鑑など携帯できる貴重品は運送を断られることがあります。本人または担当する家族が携帯してください。

新居で最初に開ける箱には何を入れますか?

トイレットペーパー、タオル、室内履き、洗面用品、翌日の着替えなどです。薬、鍵、現金、通帳などの貴重品は入れません。

家族が手荷物を持つ場合の注意点は?

担当者を一人に決め、途中で受け渡すときは声に出して確認します。別の車で移動するなら、到着予定と連絡方法も共有してください。

搬入後に荷物が足りないと気づいたら?

運んだ箱数と見積書を確認し、写真や一覧を用意して引越事業者へ早めに連絡します。解決しない場合は消費生活センターへ相談できます。

参照情報

国土交通省|標準運送約款確認日:2026-10-13
国土交通省|標準引越運送約款(PDF)確認日:2026-10-13
国民生活センター|引越トラブルにご注意確認日:2026-10-13
PMDA|処方されたくすりを使用する際の注意確認日:2026-10-13

サービス・契約条件は物件や時期によって異なります。最新情報は各案内先でご確認ください。

← コラム一覧へ